阪神 コロナ禍のため2軍安芸キャンプが事実上の打ち切り 教育リーグへの参戦も白紙

[ 2022年2月28日 05:30 ]

オープン戦   阪神9ー4ヤクルト ( 2022年2月27日    浦添 )

練習中止の掲示が出された安芸の阪神2軍キャンプ
Photo By スポニチ

 阪神の2軍安芸キャンプがコロナ禍のため事実上、打ち切りとなることが27日、決まった。嶌村聡球団本部長が沖縄で同日、7選手が陽性判定を受けた安芸キャンプの今後の動向について会見。打ち上げのきょう28日も練習を中止してホテル待機とし、収束を確認するまでは陰性を確認している首脳陣、選手を含めて帰阪を見送り、隔離生活とする方針を明らかにした。

 「このような状況になり、安芸市の皆様、来場を予定されていたファンの皆様方に深くおわび申し上げます。プラスアルファの業務というのが出てきたことに対してもご迷惑をおかけし、同時に多方面でサポートしていただき感謝してます。今後は確実にチーム内感染を止めることを第一義とし、これを一定期間クリアした上で帰阪する形になると思う」

 この日の練習中止はあらかじめ決定していたが、新たに才木浩人投手(23)、藤田健斗捕手(20)も陽性が判明。才木は軽度の発熱と鼻づまり、藤田は軽度の発熱と喉の痛み、咳、倦怠(けんたい)感の症状があり、管轄の保健所手配の隔離施設に入った。21日の片山を皮切りに、この日までに7選手が陽性判定。行政、医療機関、管轄の保健所の指示に従うだけでなく、NPB事務局とも連携して検討するとしている。

 この日のPCR検査では全員陰性だったが、3月4日から始まる教育リーグへの対応も現時点で白紙。帰阪後に森木、前川ら新人のチェックを楽しみにしていた矢野監督も「いまは球団全体で取り組んでいる。見たい選手もいっぱいいるけど、まだ言える状況じゃない」とした。これ以上の感染拡大を防ぎ、安心安全を最優先する。

続きを表示

2022年2月28日のニュース