元阪神の福永春吾が海外リーグ挑戦「日本と違う環境で野球をやってみたい」 昨年は独立L徳島に所属

[ 2022年1月5日 17:41 ]

ブルペンで投げる元阪神の福永 (撮影・奥 調)
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 元阪神で昨年まで四国アイランドリーグplus・徳島に所属していた福永春吾投手(27)が5日、海外のプロ野球に挑戦することを明かした。

 すでにオファーは届いており「言葉も分からない不安もありますけど、海外でやる楽しみの方が勝ってます。日本と違う環境で野球をやってみたい気持ちはずっと持っていた」と新たなステージを見据えた。

 20年オフに阪神を戦力外となり、21年は古巣だった徳島に再入団。継続して取り組んできた変化球の制球が向上し35試合で1勝2敗11セーブ、防御率1・64の成績を残した。NPBを離れてからは海外志向が強くなり「台湾や韓国で経験を積んでNPBに戻れたら」と決意。昨年も5月に台湾への移籍が決まっていたが、就労ビザが下りず断念していた。

 昨年12月の12球団合同トライアウトは受験しなかったが「海外のプロリーグで実績を積んで最後は日本で少しでも長くプレーできたら」とNPBへの返り咲きという最終目標はブレない。現在は高校、阪神でも先輩だった陽川とともに和歌山で自主トレを行っており、1月は広島、徳島と拠点を移しながら契約締結の吉報を待つ。「(阪神で同僚だった)馬場とか、斎藤とか昨年も連絡は取り合ってましたよ」。阪神では藤浪らと同世代の右腕が、海の向こうで再発進すべく準備を整える。
(遠藤 礼)

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2022年1月5日のニュース