ソフトバンク・周東「変」化で5年目巻き返す!!バットも“中村晃モデル”に「変」更

[ 2022年1月5日 05:30 ]

<ソフトバンク>練習のためペイペイドームを訪れた周東(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 右肩手術から復帰を目指すソフトバンク・周東佑京内野手(25)が4日、今年の漢字一字に「変」を掲げた。昨年は開幕「1番・二塁」の座をつかんだが、不振に加えて度重なるけがでレギュラー定着を逃し、戦線離脱も経験。勝負の5年目シーズンを変化で巻き返す。

 これまでの自分を脱却したい。その一心で選んだ。この日、ペイペイドームで汗を流した周東は「変」に込めた思いについて、「いろんな面で変わっていかないと。若手と言われる年でもないし、5年目なので考え方もチーム内の立場も変わっていかないといけない」と意気込んだ。家庭では「家事の手伝いをするようになった」と笑ったが、野球道具ではバットを変更する。

 モデルは中村晃だ。昨シーズン中に打撃職人のバットを借り、「打てていたし、感覚が良かった」と愛着を持った。重さ880グラムで「誰が振っても使いやすいオーソドックスなタイプ」と説明。バットの芯を下げることで操作性を高めたという。「打球は飛ばなくても良いので、操作しやすいように。塁に出ないと、言われちゃうので」。全ては昨季・201の打率と、・258の出塁率を高めるための変化だ。

 年末年始は関東に帰省せず、福岡でリハビリに明け暮れた。初詣は三社参りを行い、大吉が出るまでおみくじに挑戦。「3回目で出たけどいろんな神社の(おみくじ)を見て総括したかった」と2回おかわり。計5回引いたおみくじを見比べ、満足げだった。

 5日から筑後のファーム施設で本格的に始動する。「1軍に行きたいし、試合に出たい。けど、開幕を目標に設定してしまうと焦ってしまう。逆に焦らずやった方が早くリハビリを進められると思う」と足元も見つめる。勝負の5年目。宮崎春季キャンプに照準を合わせ、二塁レギュラー再奪取へ変革を起こす。(福井 亮太)

続きを表示

2022年1月5日のニュース