日本ハム・伊藤大海が新人特別賞 「チーム最高の勝ち星と23年新球場の開幕投手」の目標掲げる

[ 2021年12月15日 20:25 ]

日本ハム・伊藤大海
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 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で行われ、日本ハム・伊藤大海投手(24)がパ・リーグ「新人特別賞」に選出された。1年目の今季は開幕から先発ローテーションの一角を担い10勝9敗、リーグ4位の防御率2・90で、侍ジャパンの一員としても東京五輪金メダル獲得に貢献した。

 激動のルーキーイヤーを駆け抜けた伊藤が笑顔を振りまいた。「まさか受賞できるとは…。うれしいし、より一層来年に向けて気合が入って来ました」。

 1年間遠回りしての入団も、類い希なる研究心と地道な練習で乗り越えた。「ここまでやれるとは思いもしませんでした。苦しい時期もありましたが、少しは報われたのかな。自分で考え取り組んだ成果が1つ1つ形になるのが楽しかった」。 公式戦は9勝まで順調も以降6戦足踏みが続き、チーム最終戦で2ケタに届いたことが不満だった。だからこそ自己評価は「75点。まだまだできたと正直思う」と厳しかった。

 パ新人王に輝いたオリックス宮城大弥投手(20)への対抗心もあるが“完敗”を素直に認めた。「もちろん悔しい気持ちはありましたけど…。今年は誰が見ても宮城君はすごい投球をしていた」。

 最大の目標はリーグ制覇。だから自らに課すハードルは高い。「来年はチームで一番勝ち星を挙げ、エスコンフィールドの開幕投手を勝ち取りたい」。まずはエース上沢を超え、そして23年開場予定の新球場の顔になる。その先にビッグボスの下、栄光が見えてくる。「来年は僕らがチームとして(V争いに)食らいつけるよう、投げたい」。伊藤が自らを鼓舞するように言い切った。

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2021年12月15日のニュース