ヤクルト・村上「一発で」仕留める、オリックスのエース・由伸に交流戦のリベンジ誓った

[ 2021年11月18日 05:30 ]

ティー打撃を繰り返す村上(撮影・沢田 明徳)
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 難攻不落のエースをヤクルトの若き4番が打ち砕く。20日開幕のオリックスとの日本シリーズ初戦。先発が濃厚な山本について村上は「本当に勝てるピッチャー。全ての球が一級品。何とか一発で仕留められるようにやっていきたい」と闘志を燃やした。

 東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献した2人は、5月28日の交流戦でプロ初対決。「対戦してみたい」と話していた右腕からは1四球を選ぶも、2打数無安打1三振と封じ込まれた。7回5安打2失点と好投され、チームも敗戦。その試合から山本は負け知らずで、CSも含めた連勝は16まで伸びた。

 ヤクルトから始まったからこそ、連勝街道を止める。MVPの最有力がパ・リーグが山本なら、セ・リーグは村上だ。39本塁打で本塁打王を獲得。112打点はトップに1打点差のリーグ2位で、6年ぶりのリーグ制覇に貢献した。21歳の4番は「どんな場面が来ても、しっかり自分のスイングをしたい」とシーズン同様のフルスイングで、タイトル総ナメの右腕に立ち向かう。

 前日のシート打撃では2打席連発。17日も神宮での打撃練習で快音を連発した。シリーズの行方も左右する4番と絶対的エースの対戦。「なんとか食らいついて勝つことが僕たちがやるべきこと。受け身にならず、攻めていきたい」。村上が前のめりで、一振りに全てを懸ける。(青森 正宣)

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2021年11月18日のニュース