ロッテ鳥谷引退会見「心残りはない」「阪神退団するときに辞めなくて良かった」

[ 2021年11月3日 13:14 ]

<ロッテ練習>引退会見前にナインに別れを告げた鳥谷(撮影・長久保 豊)
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 今季限りで現役引退するロッテ・鳥谷敬内野手(40)が3日、ZOZOマリンで会見を行った。オシャレな2色のグレースーツで登場。「野球だけの毎日準備してきたので、この数日はそれがないので、楽な気持ちと、やることないなという気持ちがある」と現在の心境を勝った。

 チームのシーズン最終戦から一夜明けた10月31日に球団に申し入れ、現役引退を発表した

 「(引退を決めた理由は)一番は今年一年間の中でチームのためにと覆ったが、貢献度がなかった。そろそろ自分も辞めないといけないなと思っていた。日程が終わったときに、その気持ちは変わらなかった」

 阪神の看板選手として活躍しながら、19年限りで退団。春季キャンプに参加せず、自宅のガレージに壁当てするなどの自主トレをして、20年3月からロッテに入団した。

 「その瞬間、その瞬間、自分のできるベストを探した。(ロッテでの2年間は)このチームに貢献したいと思ったが、それはできなかったが、タイガースで経験できなかった後から出場することや、2軍でも経験することができた。あそこでやめなくてよかった」

 プロ18年間で、通算2099安打をマークしたが、今季は32試合出場で、打率・170。歴代2位となる1939試合連続出場を誇るレジェンドらしく、「数字に対しては、凄いものを残したことないが、トータルで試合に出続けることを意識してきた。本当にやめると決めるまで、そこまでやって来られたことが誇れること」と笑った。

 39歳9カ月で遊撃手最年長開幕スタメンを勝ち取ったが、7月に出場選手登録を抹消されてから、再昇格を果たすことはできなかった。「心残りはない。入ったときから、明日辞めるとしたらどうするかとを考えてやってきた」と完全燃焼した18年間を口にした。

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