日本ハム・杉谷、新庄劇場の主演だ!高所恐怖症だけど…天井から登場意欲「いけと言われれば全ていく」

[ 2021年11月3日 05:30 ]

日本ハム・杉谷
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 日本ハム屈指のエンターテイナー・杉谷が、新庄劇場の主演を狙う。新庄新監督は現役時代から数々のパフォーマンスで盛り上げてきた。先月29日にはツイッターで「皆さんの期待以上のパフォーマンスを出していけるか 自分が一番楽しみです」とさまざまな演出を予告。杉谷も「監督にいけと言われれば全ていくつもり。全ての要望に応えられる準備をします」と盛り上げへ、かぶり物などオールOKの構えを示した。

 悩みは高所恐怖症。新庄氏は06年に札幌ドームの天井からワイヤにつるされたミラーボールに乗って降りてくる仰天の入場演出をみせた。「僕、高所恐怖症なんです」と苦笑いを浮かべながらも、「我慢しますよ…。足震えながら降りてきますよ」と覚悟を決めた。

 今季は54試合で打率・117と精彩を欠いた。14年目の来季は、相手次第で右投手にも右打席で立つ新しい両打ちに本格挑戦する。例えばカットボールを武器とするソフトバンクの守護神右腕・森ならば左打者への被打率・140に対し、右は同・255といった点に着目。10月21日の対戦では実際に右打席に立ち、9回2死一、二塁から起死回生の同点2点二塁打を放った。「右には左」などの既成概念にとらわれない思考は新庄監督と通じる。指揮官も現役時代は敬遠球をサヨナラ打したり、球宴での本盗など常識外のプレーで活躍してきた。「新しい形のスイッチヒッターとして取り組んでいきたい。違った自分にチャレンジする」と野球でも指揮官の理念を表現する。

 新庄新監督は2日もインスタグラムを更新。「早速 リルワンスターさんに練習用の靴を作ってもらいました」と赤と黒が基調のド派手なシューズ写真を投稿した。着用すれば目を引くことは間違いない。またストーリーズに、12球団別に今季の投手の平均球速が並ぶ写真を投稿。日本ハムが144・4キロで最下位だったが「だからなんだ!?関係ありましぇん」とデータ整理に着手している様子をうかがわせた。

 野球は真剣に。でも、面白く。それを地でいく2人が共演する日が待ち遠しい。(東尾 洋樹)

 《新庄監督が甲子園にやってくる》交流戦の日程が2日発表され、新庄新監督が甲子園の土を再び踏むことが決まった。交流戦はホーム、ビジターが隔年で交互に組まれるが、来季の日本ハムは6月3~5日に敵地・甲子園での阪神3連戦が組まれた。メジャー挑戦する前の00年まで在籍したかつての庭で、虎党の反応も注目されそうだ。

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