日本一への秘密兵器や!オリ・ラベロが紅白戦で“来日1号”、吉田正不在なら穴埋め任せろ

[ 2021年11月3日 05:30 ]

紅白戦   白組3ー0紅組(特別ルール) ( 2021年11月2日    京セラD )

紅白戦で“来日1号”を放ったラベロ
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 不気味な秘密兵器が日本一の使者になる。25年ぶりのリーグ優勝を果たしたオリックスは2日、京セラドームで紅白戦を行い、シーズン終盤に合流したランヘル・ラベロ内野手(29)が初回に左翼5階席に放り込む本塁打で、見守る中嶋監督の表情を緩ませた。

 「試合形式でいい内容の打撃ができた。このままCSに向けて上げていきたい」

 キャリア12年の増井にフルカウントまで粘ると、115キロのカーブをひと振りで仕留めた。「狙っていたわけじゃない。甘い球をしっかり打とうと思っていたら、高めに浮いた球に対応できた」と納得の一撃だ。今季ドジャース傘下3Aでの打率・407、8本塁打が買われ7月に加入したラベロだが、8月の2軍戦で左手首骨折。10月21日の西武戦、同25日の楽天との最終戦と出場は2試合だけ。それでも7打数3安打と結果を残し、この日は“来日1号”。相手もデータ不足だけに秘密兵器の期待は増す。

 「ベネズエラやドミニカのウインターリーグでプレーオフは経験しているし、チャンピオンにもなったこともあるんだ」

 主砲・吉田正は右尺骨骨折で別メニュー調整が続いており、10日に始まるCSファイナルSに間に合わなければ、その穴埋め役としての期待もかかる。大一番で活躍すれば契約延長の可能性もある。最後にやってきた男に注目だ。(鈴木 光)

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