阪神・秋山 ヤクルトとのCSファイナルS初戦先発濃厚!大役へファーストS突破信じて待つ!

[ 2021年11月3日 05:30 ]

秋山は雄叫びを上げながらショートダッシュを行う(撮影・北條 貴史)
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 阪神は3日から巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージへ向けて甲子園球場、鳴尾浜球場で練習試合3連戦を行う。3日の三菱自動車倉敷オーシャンズ戦には秋山拓巳投手(30)が先発。ヤクルトとのファイナルS初戦で起用される可能性もあり、チームの勝利を信じて出番を待つ。

 仲間が勝利とともにつないでくるバトンを信じて待つ。開幕から先発ローテーションを守って2年連続の2桁10勝を挙げた秋山は、ファイナルSでの先発が濃厚。最終調整のマウンドとなる三菱自動車倉敷オーシャンズ戦での確認事項を整理した。

 「(シーズン)終盤はカーブをうまく使えていなかったので、そこの感覚を良くしたいですし、それができれば他の球種も良くなると思うので、しっかりやりたいと思います」

 “大役”を担う可能性も十分にある。巨人とのファーストSは初戦に高橋、2戦目に青柳を起用することが決定的で、3戦目までもつれればガンケルを投入する予定だ。その場合は、中1日で迎える10日のヤクルトとの初戦に右腕が先発することが濃厚。その後の展開次第では、ファイナルSで2度目の先発もあり得る「柱」として期待もかかる。

 王者との相性も悪くない。今季ヤクルト戦に登板1試合も、10月9日の対戦では5回1失点の粘投で天王山3連戦におけるチーム唯一の勝利に貢献。打線の中心を担う山田、村上、オスナ、サンタナに対しても計8打数1安打に封じており、苦手意識は全くない。

 12年目の今季は生え抜きの中堅選手としての自覚十分で、離脱することなくシーズンを完走。それでも「数字的には悪くなかったと思いますが、イニング数を多く投げることができなかったですし、同じ相手に何度か負けてしまい悔しい負け方の多かったシーズン」と自己採点は辛口だった。力を発揮する舞台はまだ残されている。

 「(CSへ向け)頑張るだけです。(シーズン終了後も)まだチャンスはあるので、自分に出番が回ってきた時にしっかりとパフォーマンスできるように準備してきました」。手にしたバトンを、快投で次につなぐ。(遠藤 礼)

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