天理大 2季連続21度目の優勝 エース井奥が無四球完封 今秋は対戦全6校から勝ち星を挙げる活躍

[ 2021年10月17日 05:30 ]

阪神大学野球第7節第1日   天理大3-0甲南大 ( 2021年10月16日    南港中央 )

無四球3安打完封でこの秋初完封勝利を飾った天理大・井奥
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 1回戦3試合があり、天理大が2季連続21度目の優勝を決めた。エース井奥勘太投手(4年)が甲南大を完封してポイントを27に伸ばし、21ポイントで追っていた大産大が敗れたため、残り1試合を残して追いつかれる可能性がなくなった。天理大は11月20日から始まる明治神宮大会出場をかけ関西地区大学野球選手権(31日開幕、南港中央)に出場する。

 優勝決定時、球場に天理大関係者の姿はなかった。「(最終節)2勝することしか考えていない。まず1勝できてよかった」。第1試合で勝利を収めても藤原忠理監督は大産大の勝敗を待つことは考えていなかった。

 左腕エースの井奥勘太が無四球の被安打3で今秋初完封。「このリーグ戦は初回から思い切り投げることを心がけていた。それが完封につながったのは良かった」。今秋は対戦した全6校から勝ち星を挙げる大車輪の活躍に胸を張った。プロ志望届を提出せず、社会人のパナソニックに入社予定。「2年後は必ずプロに」といい、ドラフト当日は高校時代から旧知で巨人から1位指名された関西国際大・翁田にLINEでエールを送った。まずは大学生活の有終を飾るべく、関西代表の座を奪いにいく。

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