ロッテ 2位でもマジック点灯、過去30年のべ5球団 優勝したのは1チームだけ

[ 2021年10月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6ー1オリックス ( 2021年10月14日    京セラD )

<オ・ロ>優勝マジック9を点灯させ、ファンにあいさつするロッテナイン(撮影・成瀬 徹) 
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 ロッテがオリックスに勝ち、2位ながら優勝へのマジックナンバー9を初点灯させた。マジック対象のオリックスは1位だが、残り全勝で73勝53敗17分けの勝率・579。ロッテは残り10試合で9勝1敗なら72勝52敗19分けとなり、勝率・581でオリックスを上回ることができるため。

 ロッテの1シーズン制での優勝マジック点灯は70年以来51年ぶり。2位がマジックを初点灯させたのは14年のオリックス以来となった。過去30年間ではのべ5球団が2位で初点灯させているが優勝は98年西武だけ。今季のロッテはどうなるか。なお、現日程での最短優勝はロッテ、オリックスともに19日となっている。

 【主な2位チームの優勝マジック初点灯】

 ☆86年近鉄 9月30日に首位西武と1ゲーム差の近鉄にM10が点灯したが、10月2日に西武にM6が点灯。9日に西武が優勝を決めた。

 ☆88年近鉄 10月4日に首位西武と0・5ゲーム差の近鉄にM14が点灯。残り2試合でM2とし、10月19日ロッテとのダブルヘッダーに1勝1分け。全日程を終えていた首位西武がゲーム差0(2厘差)で優勝。

 ☆98年西武 9月13日に首位日本ハムと0・5ゲーム差の西武にM21が点灯。以後、2度マジックが消滅したが、24日に首位に立つとそのまま逃げ切り10月7日に優勝。

 ☆10年阪神 9月26日に首位中日と2ゲーム差の阪神にM8が点灯。ただし、逆転Vには残り9試合で7勝以上が条件で、30日に中日にM1が点灯。翌10月1日に阪神が敗れ中日が優勝した。

 ☆14年オリックス 9月25日に首位ソフトバンクと0・5ゲーム差のオリックスにM7が点灯。26日にM6としたが、27日に消滅。10月2日にソフトバンクがマジックの点灯なしに優勝した。

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2021年10月15日のニュース