杉本正氏 ソフトB気になる継投のタイミング 7回はモイネロを起用してでも逆転を止めないといけない場面

[ 2021年10月6日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク7ー7楽天 ( 2021年10月5日    ペイペイD )

<ソ・楽>7回2死一、二塁、山崎剛に適時打打たれ降板するソフトバンク・岩崎(左は甲斐野)(撮影・岡田 丈靖)
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 【杉本正 視点】ソフトバンクは勝てる試合をものにできなかった。ポイントとなったのは5回。ストライク先行の投球ができていた先発・東浜が崩れた。先頭・山崎剛から島内までの4連打で2失点。古谷が好救援で後続を断ったが、流れは楽天へと傾いた。

 気になるのは継投のタイミング。古谷を一つ前の島内の場面で投入する手もあった。楽天とのゲーム差を詰めるには勝つしかない試合。どれだけ投手をつぎこんでも早めに対処すべきだった。最善の手を打ったのかという点は、7回の投手交代も同様だ。岩崎らで逆転を許したが、モイネロを起用してでも、止めないといけない場面だった。

 5回に好投した古谷のように投手個々のレベルは高いので、どう組み合わせて失点を防ぐか。逆転のCS進出にはベンチワークも発揮し、確実に勝利を手にしていくしかない。

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2021年10月6日のニュース