阪神・中野 岡田彰布に並んだ球団新人歴代9位の109安打 8位・別当薫の114本超えも確実に

[ 2021年10月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5ー2DeNA ( 2021年10月5日    横浜 )

<D・神>1回無死一塁、中野は右中間に先制の適時二塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 ビッグイニングをつくりたいベンチの狙いにしっかりと応えた。初回、中前打の近本を一塁に置いて、阪神・中野が右中間への適時二塁打。送りバントでまずは1点を…ではなく、1、2番で先制点をもぎ取り、この回の4得点への足がかりとした。

 「近本さんが出塁して、いい形をつくってくれたので、後ろにつなごうという気持ちで打席に入りました」

 佐藤輝に60打席ぶりの安打も生まれ、「自分のことのようにうれしかった。若い力で盛り上げていきたいと思っていますし、2人で優勝に導けるようにしたい」と新人コンビがチーム躍進の原動力となることを誓った。

 レジェンドにもあっさりと肩を並べた。この1本でシーズン通算109本目となり、球団新人歴代9位の80年岡田彰布に並んだ。同8位の48年別当薫の114本超えもほぼ確実だ。実は17犠打はリーグ最多だが、この日のように打って好機を広げる2番打者は、今のタイガースの強みの一つだ。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月6日のニュース