ヤクルト・中村悠平 本塁で走者と激突のアクシデント後にV打 「絶対打ってやるという気持ちだけ」

[ 2021年10月1日 21:55 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー4広島 ( 2021年10月1日    マツダ )

<広・ヤ>ヒーローインタビューを終えファンに応える中村
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 ヤクルトの中村悠平捕手(31)が1日、広島戦(マツダスタジアム)に「6番・捕手」で先発出場し、攻守でチームを引っ張り5―4の逆転勝利に導いた。

 破竹の9連勝から2連敗と嫌な流れを救ったのは頼れる選手会長だった。ヒーローインタビューでは、1点リードの7回に無死満塁から、本塁で三走・曽根と激突するアクシデントがあり、身体を心配されると「大丈夫です」と笑顔で答えて大事には至っていないことをアピールした。

 結局7回は原が後続に打たれて逆転を許した。それでも直後の8回にオスナが同点三塁打。1死三塁の逆転の場面で打席に立った中村は「最近打つ方であまり貢献できてなかったので、絶対打ってやるという気持ちだけで打ちました」と3番手・島内が投じた155キロの直球をセンターにはじき返す決勝打を放った。

 「素直にうれしかった」と、塁上でガッツポーズを見せた。「8回、9回と守りも控えてたのでこのまま逃げ切って、勝って、連敗を止めるんだという気持ちでいた」と、清水、マクガフを好リードして逃げ切った。

 「一戦一戦、目の前の試合を何とか勝って、全ての試合が終わったころには、みんなで笑っていられればいいかなという気持ち」と残り22試合を一戦必勝の気持ちで臨む。

 ヤクルトは2位・阪神が勝利したため、最短マジック点灯日は3日に延びた。条件は、ヤクルトが2日と3日の広島戦に連勝もしくは1勝1分け、その間、阪神が中日に連敗することで「M15」が点灯となる。

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