阪神・平田2軍監督 引退の岩田を称える「糖尿病と闘うのは並大抵じゃない。16年の功績は称えていい」

[ 2021年10月1日 05:30 ]

練習試合   阪神2軍11-3ソフトバンク3軍 ( 2021年9月30日    鳴尾浜 )

<練習試合 阪神2軍・ソフトバンク3軍>試合前練習で キャッチボールをする阪神・岩田稔
Photo By 代表撮影

 阪神・平田2軍監督が30日、ソフトバンク3軍との練習試合を終え、取材に応じた。以下は、一問一答。

 ――打線が良かった。
 「この3日間、ソフトバンクさんが来てくれていいゲームできて、みんな集中力切らすことなく、しっかりとしたゲームをやってくれてるんで、いろいろミスが出たりするのは遠藤や藤田や、普段出たりしてないポジションでいろいろやってるんでね。これはもう今後の練習の糧にしてほしいな。今日は栄枝が三塁打を2本な。バッティングの好調も維持してるんじゃない?」

 ――江越に一発。
 「江越ホームラン打った?(笑)変化球を打ったってことにね(価値がある)、1打席目もね。今、変化球をいかにとらえるかというのを課題として彼は取り組んでるんで、変化球を積極的に打つということをゲームでやってるからその点では良かったんじゃないかな」

 ――小幡は志願で親子ゲームに。
 「志願かどうかは知らんけど、全くバッティングのブランクも感じさせないし、しっかりとした野球を(してた)。サードとセカンドを守って、走塁もしっかりやって、普段通りの1本ヒットも出たし、感じは悪くないし。こういうふうにゲームに出ることによって、パッと1軍に行ったときにいいと思うんでね」。

 ――片山も4安打。
 「4安打や。こんなことあるんだよ。今日は。おっちょこちょいのすっとこどっこいだけど、こうやって何かつかんでくれればいいけどな。何かをつかんでくれりゃいい」

 ――藤田が一塁を守った。
 「11人しかいないんで。ファーム選手権も、高寺とか状態があれ(悪い)から。11か12人で行くしかないんで、なんかあったときに藤田もそういう経験を、今、片山がやっているように何かの経験をキャッチャー以外で(積ませたい)。そしたらいろんな視野が広がるかなということで、ファーストもやらせた。ファーストから見た景色と違うやん」

 ――先発・藤浪は5回1失点。
 「この前の由宇より良かったんじゃない?」

(ソフトバンクの川原田が通りかかる)
 平田監督「いい選手になるぞ、川原田!」
 川原田「ありがとうございます」

 「川原田、これは間違いないよ。俺のイチオシだよ。彼はもう、藤浪から打ったライト前なんか見事だ、センター前といい。守備がいい。いい選手になるよ」

 ――藤浪はコースにも決まっていた。
 「晋太郎はこの前の由宇より全然よかったよ。スピードも球のキレも。今日くらいリラックスして、コースコースにやっていったら。なんの問題もない」

 ――土日の練習試合の先発は。
 「村上が土曜日か。日曜日が佐藤蓮かな」

 ――岩田稔が引退を発表。
 「タイガース一筋、糖尿病と闘って。やっぱりジャパンに選ばれた選手だからね。そういったところで彼の功績というのは非常にね、なんていうかな、今日も話をしたけど、すごくタイガースに貢献してくれたんでね。もうお疲れ様っていうか、今後の野球人生が終わった後の人生をしっかりこの経験を生かしてやってほしいね」

 ――近年は2軍で過ごすことが多かった。
 「それでも真摯(し)に野球に取り組んで。今年は中継ぎに取り組んでくれて。やっぱり、そういういろんなポジションでも、不平不満も言わずに真面目に取り組んだひとりだよ。糖尿病っていう持病と闘うというのは、並大抵のことじゃないよ。それをずっとプロでもやって、頑張ったっていうことは、16年か、これはもうすごくその功績というのは称えていいというか。ご苦労さんということだよ」

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