オリ新助っ投バルガス 2軍で実戦初登板7Kデビュー 「初登板にしては良かった」 Vの使者頑バルガス!

[ 2021年8月25日 05:30 ]

ウエスタンリーグ   オリックス1ー5阪神 ( 2021年8月24日    鳴尾浜 )

<ウエスタン阪神・オリックス>4回から2番手で登板するオリックス・バルガス(撮影・後藤 正志)
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 オリックスの新外国人、セサル・バルガス投手(29)が24日のウエスタン・リーグ阪神戦でNPB初登板し3回2/3を無失点、7奪三振。先発も中継ぎも可能なメキシコ代表右腕が後半戦の「ジョーカー」候補になる。

 「独立の時より、やりやすい環境だったり初登板にしては良かった」。4回から2番手で登板し、いきなり圧巻の3者連続空振り三振。最速153キロを計測した直球にカットボールやスライダー、シンカーなどを織り交ぜて2安打投球を展開し「施設もいいところだし、体づくりをして155キロくらいまで上げられたら」と笑った。

 遠征先の仙台で右腕の投球映像を確認した中嶋監督は「状態さえよければ、それに結果が良いなら良いこと」と評価。起用法は明言せずも、先発にしろ中継ぎにしろ投手陣に厚みを加えるのは間違いない。掘り出し物の予感を漂わせる途中入団の年俸10万ドル(約1100万円)右腕。「先発でも中継ぎでもどちらでもいけるように。いつでも準備はできている」。「シャーク」の愛称通り、1軍昇格へ牙を研ぐ。(湯澤 涼)

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2021年8月25日のニュース