敦賀気比 初回5点奪い逃げ切り勝ち! 第1ストライクから積極スイング実った 14年以来のベスト8

[ 2021年8月25日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権3回戦   敦賀気比6ー3三重 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<敦賀気比・三重>1回無死満塁、敦賀・上加世田は先制の左前打(撮影・井垣 忠夫)
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 敦賀気比は初回に6安打を集中する11人攻撃で5点を奪い、逃げ切り勝ち。4強入りした14年以来のベスト8進出を果たした。

 連打と死球で無死満塁とし、4番上加世田(うえかせだ)頼希が先制の左安打。「ファーストストライク狙いを徹底できたのは、振ってきた量が自信になっているから」。前川誠太の三ゴロが失策を誘って2点目が入り、なおも無死満塁から2回戦の日本文理戦でスタメン唯一の無安打だった小西奏思が中前2点打。「開き直ったのが結果につながった」。打者11人のうち10人が第1ストライクをスイングする積極性が実った。

 上加世田は直前の試合で高松商・浅野翔吾が放った一発に触発された。19年夏にU15侍ジャパンでともにBFAアジア選手権に出場。前日も電話で互いの健闘を誓い合った。2打席目以降は「狙ったろう、と思って」無安打に終わったのは反省点だ。準々決勝は2年生左腕の森下瑠大を擁する京都国際戦。「次の対戦も2年生が多いので負けられない」。敗れた仲間の思いも背負い、主砲がバットを振る。(石丸 泰士)

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2021年8月25日のニュース