徳島・阿南光サヨナラ勝利で甲子園決めた 投打で2年生が大活躍

[ 2021年7月26日 11:59 ]

全国高校野球選手権徳島大会決勝   阿南光3―2生光学園 ( 2021年7月26日    オロナミンC球場 )

阿南光を甲子園に導いた2年生左腕・森山
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 2年生の力が甲子園への道を切り開いた。2―2で迎えた9回1死満塁から3番に起用されていた矢野隆太がフルカウントから右前にサヨナラ打。ナイン総出の祝福とともに、新野時代の96年以来、25年ぶり2度目の甲子園を決めた。18年に新野と阿南工が合併して新しい学校が生まれた。中山寿人監督(59)も「また甲子園に行けるとは最高の気分。2つの学校のOBにも喜んでいただけると思う」と表情をほころばせた。

 攻撃の立役者が矢野なら、守りでは2年生左腕・森山暁生が生光学園打線を7安打2失点で完投勝利。4試合連続の完投で511球を投げ抜いた。準決勝の徳島商からの2日連続の登板。「疲れもあったけど、これが最後の夏だと自分に言い聞かせて、投げた。1年のときからチャンスを与えてくれた監督に恩返しができた」と夢の甲子園に涙していた。(鈴木 光)

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