日本ハム・玉井が帰ってきた! 右肘手術後初フリーで清宮&野村相手に好投 「8割ぐらいで投げられた」

[ 2021年3月6日 05:30 ]

打撃投手を務める玉井(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハム・玉井が5日、札幌ドームで行われた練習でフリー打撃の打撃投手役を務めた。昨年12月に受けた右肘関節の遊離体切除手術後、初めての打者への投球。清宮、野村を相手に30球を投げ、安打性の当たりは4本だった。清宮には柵越え1本を浴びたが、野村との対戦では15球で安打性ゼロ。右の強打者の胸元をえぐる雄姿がよみがえってきた。

 「8割ぐらい(の強度)では投げられたと思う。不安も全然なく腕を振れた。順調、順調という感じです」

 投げ終わった玉井に向けて、グラウンドに残るナインが拍手を送った。玉井は「ふざけた感じの拍手でした」と笑う。いや、みんな待っていたのだ。右肘手術を経て、開幕に間に合わせようとする右腕を待っていた。

 栗山監督とも言葉を交わした。「“投げられてOK、のピッチャーじゃないと思っている。もっと精度を上げてもらわないといけない”。そういう話をしてもらった」。来週中には実戦登板に入る想定をしている。「勝ちゲームで投げたい。それに向けてしっかり精度を上げていかないと」と26日開幕を見据えた。

 練習前には4月23日からの「北海道シリーズ」で使う、海をイメージした限定ユニホームのモデルを務めた。「僕の地元(佐呂間町)も漁業が盛ん。親近感が湧くユニホーム」。それを着る頃にはもう、完全復活したセットアッパーがいるはずだ。(和田 裕司)

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2021年3月6日のニュース