オリ黒木が復活の「第一歩」 春季Cで初めてブルペンに入り25球 19年6月に右肘手術

[ 2021年2月2日 19:15 ]

ブルペンで力のこもったボールを投げるオリックス・黒木(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスの黒木が2日、宮崎春季キャンプで初めてブルペン入りし、変化球を交えて25球を投げた。

 「オフも変化球を交えて投げてはいたので、状態の確認程度です。悪くはないし、特別に良いわけではないけど、昨日(1日)、監督にも“自分のペースでいいから”と言ってもらえたので、再発しないように1日1日丁寧にやっていこうと。きょうは、投げられたことは良かったです」

 黒木は19年2月の春季キャンプ中に右肘痛を発症。同6月に、右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受け育成契約に。昨年10月22日のウエスタン・リーグ、阪神戦で実戦復帰し150キロを計測するなど順調に状態良化し、同年末に支配下復帰した。

 2年連続最下位に沈んだチームは、得点力不足に加え、救援陣の整備も重要事項。黒木は1年目の17年に、いきなり必勝パターンを託され、55試合で6勝3敗、2セーブ、25ホールドを記録しており、右腕の復権に期待が懸かる。

 「周りと比べてしまうとかあるかもしれないけど、肩、肘に何かあれば自分から言って、退く勇気というか。自分のためにもチームのためにも無理はしないように、しっかりやっていきたい」と力を込めた。

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2021年2月2日のニュース