日本ハム・清宮 新フォーム“シンクロ打法”で柵越え5本「思い通りの打球が多かった」

[ 2021年2月2日 05:30 ]

フリー打撃を行う清宮(撮影・高橋茂夫)
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 【キャンプ追球 ここにFOCUS】高卒4年目の飛躍を狙ってキャンプインした日本ハム・清宮の打撃フォームに変化が見られた。狙いは「再現性を高める」ことだ。

 昨季までは最初から左足側に重心を乗せてから始動していたが、今季は一度右足に体重を乗せてから左足側へ重心を移行させてタイミングを取る新フォーム。昨季までは左足を軸足としてタイミングを取っていたが「始まり(始動)が中途半端だった」とタイミングをうまく合わせられずに体の軸がぶれ「うまくボールに体重を乗せることができていなかった」。この反省から改造を決断した。

 右足に一度体重を乗せて投手のフォームとシンクロさせてタイミングを取ることで「再現性も上がる」と説明する。フリー打撃では49スイングで柵越えは5本にとどまったが、ライナー性の打球を連発。「どうやったらうまく体重移動ができるかをやってきた。思い通りの打球が多かった」と振り返った清宮に栗山監督も「自分がやろうとしていることは感じた」と評価した。

 早実時代に高校通算最多とされる111本塁打をマークしたが、18年の入団から昨季まで3年連続で7本塁打。まだ21歳ではあるが、何かを変えなければ殻を破ることはできない。テーマは自分本位のスイングからの脱却だ。(東尾 洋樹)

 ≪黒ユニ寮に忘れ平謝り≫清宮がキャンプ初日に指定されていたユニホームを忘れる失態を犯した。午前中のシートノックで他のナインが黒の練習用ユニホームを着用する中、一人だけホーム用の白を着用。千葉・鎌ケ谷の寮に忘れてきたのが原因で、2日前に忘れたことが発覚していた。週末を挟んだため、まだ発送されていないそうで「初日に足並みをそろえていかなきゃいけないのに本当に申し訳ないです」と平謝りだった。

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