ツ軍前田 ファン感謝イベントで右腕ベリオスとトークで共演「ワールドチャンピオンになりたい」

[ 2021年1月31日 15:01 ]

ツインズの「バーチャル・ツインズ・フェスト」に参加した前田

 ツインズの前田が30日(日本時間31日)、オンラインのファン感謝イベント「バーチャル・ツインズ・フェスト」に参加した。「野球は世界共通の言葉」と題したプログラムにプエルトリコ出身の先発右腕ベリオスとともに出演。通訳を介してスペイン語と日本語でファンに“生声”を届けた。

 今季でメジャー6年目を迎える前田は「最初はストレスを感じることもあったが、通訳に助けられたり、チームメイトに言葉を教えてもらったり、今は6年目だけど楽しんで野球ができている。英語だけでなくスペイン語など、日本では覚えられない言葉を選手に教えてもらって楽しい」とコメント。日本語については「クラブハウスで日本語に興味を持っている選手はいる。ホセ(ベリオス)、あなたもそうだし、サノとか。ネリー(クルーズ)は前から日本人選手とたくさんプレーしているし」と明かした。

 前田がベリオスに「プエルトリコと日本で野球に違いはある?」と聞くと、ベリオスが「みんな野球をする時に感情を見せる」と返答。前田は「日本は応援で楽器を使う。日本はバントが多かったり細かい野球。日本は感情を出さない選手が多い。どちらか言うと、ポーカーフェイスの選手が多い」と説明した。

 また、ベリオスが「前田のチェンジアップに印象づけられた」と言うと、前田は「チェンジアップはアメリカに来て、2、3年前に握りを変えて、すごくいい球で、空振りを取れるようになった。スライダーは日本にいたときから一番、自信のあるボールだった」と語った。

 今季の目標について、ベリオスは「自分のなれる最高の投手になる。ケガなく、地区優勝に貢献したい」と気合十分。前田は「1年間、先発で回って、チームが優勝できるように。アメリカに来て野球をやっているから、ワールドチャンピオンを経験したい。ポストシーズンを勝ち上がって、ワールドチャンピオンになりたい」と決意を語った。(奥田秀樹通信員)

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2021年1月31日のニュース