阪神・西純 マエケンばりフォームで51球 紅白戦へ照準「2月4日に力をしっかり出せるように」

[ 2021年1月31日 05:30 ]

<阪神自主トレ>   前田健太(ツインズ)風のフォームでブルペン投球を行う西純    (撮影・成瀬 徹)       
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 虎の“マエケン”がキャンプ地でも本格始動した。高卒2年目の阪神・西純が30日、初めて宜野座球場のブルペンに入り、坂本のミットをめがけて51球を投げ込んだ。

 「全然問題なかった。少し高めに浮く球もあったけど、球の強さは良かった」

 昨秋から取り組んできた前田健太(現ツインズ)を参考にしたダイナミックなフォームを披露。順調な調整に確かな手応えを感じていた。

 昨季は投球フォーム改善のために夏場以降は封印していたツーシームも解禁。「ゴロを打たせる時に使えると思っている。投げられたら有効的な球になってくると思う」。投げる“形”に迷いがなくなり、“技”に磨きをかける段階までステージが上がった証だ。

 目慣らしでブルペンを訪れた高山を打席に迎え、先輩との“対戦”も実現した。「打者が立って投げるのと立たずに投げるのは全然違うので、凄く良かった」。より実戦に近い形で調整を進め、先乗り自主トレを終えた。

 「(最初の紅白戦がある)2月4日に自分の出せる力をしっかり出せるように準備をできたら」。経験を積むためではない。勝負するために乗り込んできた19歳の春。飛躍を期すキャンプへ準備は整った。 (須田 麻祐子)

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2021年1月31日のニュース