ソフトバンク 千賀から逆襲だ!首位・楽天6連戦の初戦に「楽しみ」今季初登板初先発

[ 2020年7月7日 05:30 ]

ペイペイドームのマウンドから投球する千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 待ってました!ソフトバンク・千賀滉大投手(27)が、7日の楽天戦(ペイペイドーム)で今季初先発する。2月のキャンプ中に右前腕部の張りを訴え出遅れていたが、2軍で3試合に登板し昇格の準備を終えた。7日はペイペイドームで軽めの調整をこなした右腕は、首位・楽天との6連戦の初戦を取り、チームを勢いづける投球を誓った。

 久しぶりの本拠のマウンド。翌日の先発に備え、千賀がペイペイドームのマウンドから変化球を交え、23球を投じた。感触を確かめ、今季初登板への準備を終えた。

 「ユニホームを着て1軍の登板が近いということで、気持ちは高まっている。体自体は悪くない。自分自身、楽しみ」

 長期間の別メニュー調整を強いられた。だが、無駄にはしなかった。新型コロナウイルスの影響で開幕が延期になり、じっくりとリハビリに励みながら、フォームの改良にも着手。「いろいろなことを試せたし、フォームも何通りも試した。いい期間だったと思う」と自粛期間はレベルアップの時間に充てた。

 6月以降は2軍戦で3試合に登板。最速159キロを計測し、新球のシンカーも試した。開幕から波に乗りきれないチームの動向はテレビでチェックし、復帰へ向け気持ちを高めていった。今季初登板は、首位・楽天との6連戦のカード初戦。「(工藤)監督が選んでくれたことを意気に感じて、自覚を持ってやりたい」と意気込んだ。

 好調の楽天打線で、特に好調な打者が4番に座る浅村だ。リーグトップの7本塁打、22打点とポイントゲッターとなっている。千賀は昨年、15打数2安打、打率・133と抑えたが、西武時代の18年には18打数7安打、打率・389、2本塁打。「浅村さんが凄いのは分かっているのでそれ以外の打者を気をつける。去年は(相性が)いいなら今年は打たれる。それくらい引き締めていく。(楽天は)一番強いと思う。やられないように、向かっていくことを忘れずにいきたい」と警戒を強めた。

 出遅れた分は、結果で取り戻す。開幕ダッシュに失敗し、借金生活中のホークス。エースがチームの上昇の起爆剤となる。

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2020年7月7日のニュース