“都立の星”オリックス・鈴木 史上初勝利から連勝へ「次の登板がとても重要」

[ 2020年7月7日 05:30 ]

投手指名練習に参加したオリックス・鈴木(球団提供)
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 「都立の星」が、さらに輝きを増すべくマウンドに上がる。1日の西武戦でプロ初勝利をあげたオリックス・鈴木は6日、先発が見込まれる8日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)で、さらなる快投を狙う。

 「次の登板がとても重要だと思っています。次に勝ってこそ、前回の勝利が意味あるものになると思うので、自分のやってきたことをしっかり出したいと思います」

 前回は強力打線相手に、不規則に変化するツーシームなどで翻弄(ほんろう)し5回無安打投球。都立高から直接プロ入りした投手による史上初の勝利を挙げた。LINEにおける祝福メッセージは500件以上も届いた。昨冬に参加したプエルトリコのウインター・リーグで所属した「アテニエンセス・デ・マナティ」からもSNSなどを通じて称賛され「感謝の気持ちをもって、返信させていただきました」と背中を押された。

 この日は大阪・舞洲の球団施設で投手指名練習に参加。前回登板でチームの連敗を7で止めた救世主は「結果的に無安打だっただけなので、そこにはこだわらず、一人一人丁寧に投げていきたい」。真価を問われる舞台で再度の好投を見せれば、チームを勢いづかせられるはずだ。(湯澤 涼)

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2020年7月7日のニュース