西武・山川&森 寄付金「1打点につき1万円」に上方修正

[ 2020年6月17日 11:12 ]

社会貢献活動に取り組む西武・山川(左)と森(球団提供)
Photo By 提供写真

 西武の山川穂高内野手(28)と森友哉捕手(24)が17日、当初の予定から上方修正し、1打点につき1万円を彩の国みどりの基金などに寄付すると発表した。

 両選手は3月、今シーズンから新たに「環境支援」に関する社会貢献活動をスタートすると発表。山川は1本塁打につき1万円、森は1安打につき2500円を積み立て、埼玉県とそれぞれの地元(沖縄県、大阪府堺市)に寄付する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響や、開幕延期に伴う試合数の減少などから、一部条件を上方修正。野球ができる喜びを改めて感じた両選手は、「もっと自分たちにできることはないのだろうか」「いつも応援してくれている皆さんに感謝の気持ちを表現できないか」と話し合いを重ねた結果、「打点やったらお互い競い合えるし、いっぱい貢献できる」という森の提案で、両選手とも1打点につき1万円を寄付することになった。

 ※山川が取り組む社会貢献活動
 <活動内容>
 シーズン公式戦において1打点につき1万円を積み立て、合計金額の半分を彩の国みどりの基金へ、残りの半分を公益社団法人沖縄県緑化推進委員会に寄付

 <コメント>
 子どもたちが思い切り外で遊ぶことが出来ない日々が続き、今もなお油断出来ない状況が続いています。僕は小学生の頃外遊びが大好きだったので、子どもたちのことを思うと胸が苦しいです。今回、初めてこの活動をすることを発表した後、友哉から『もっと目標を上げたい』と言ってくれたのがうれしかったです。
 もちろん、チャンスにはいつでも燃えますが、今年も塁上のランナーをどんどんかえすバッティングをしていけたらと思います。もちろん友哉に負けないように頑張りますよ!友哉が塁に出てくれれば、僕はホームランで打点を一気に稼ぎたいですね(笑)。早く子どもたちが緑に囲まれて、思い切り外で遊べる日が来ると信じて、1打点1打点積み重ねていきます!僕の「1打点」が少しでも役に立てればうれしいです。

 ※森が取り組む社会貢献活動
 <活動内容> 
 シーズン公式戦において1打点につき1万円を積み立て、合計金額の半分を彩の国みどりの基金へ、残りの半分を堺市都市緑化基金と堺市緑の保全基金に寄付

 <コメント>
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大好きな野球が出来ない日もあり、日々野球が出来る喜びを改めて感じました。
 一方で、自宅待機を余儀なくされて、自分の好きなことが出来ない人たちもたくさんいるということに、ずっともやもやした気持ちがあり、僕に何かできることはないかと考える日々が続いていました。
 自主練習期間中、『せっかくならもっと多くの寄付をしたい』と山川さんに相談したところ、山川さんもすぐに『そうしよう』と賛同してくれました。打点だったらもっと貢献できると思いましたし、山川さんとも競い合えると思いましたから。僕はチャンスで打席を迎えたときにその雰囲気を“楽しむ”ようにしています。今年は、1打点につき寄付をさせていただくということで、当然気合いもより一層入りますし、燃えますね。1打点1打点の積み重ねが環境保全につながるよう、集中してフルスイングしたいと思います。

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2020年6月17日のニュース