登録人数増へ 1軍29→31 ベンチ入り25→26 延長10回打ち切りも導入へ

[ 2020年6月9日 05:30 ]

 プロ野球の今季の1軍の選手登録枠が29人から31人、出場可能なベンチ入り人数が25人から26人に拡大されることが8日、分かった。12球団代表者会議後に行われた実行委員会で協約・ドラフト改定委員会から報告された。あす10日の日本プロ野球選手会との事務折衝で協議し、成立を目指す。

 感染症対策や開幕が遅れたことで生じる過密日程に対し、対策連絡会議の専門家チームからは、選手の心身の負担を軽減する特別ルールの導入を提言されていた。1日の選手会との事務折衝で既に提示されており、選手会も大筋で同意している。また外国人選手枠については、1軍登録を4人から5人に増やし、ベンチ入りは4人のままとする案なども議論されている。

 今季限りの特例措置は「感染拡大防止特例2020(通称・特例2020)」として、感染疑いで登録抹消されても、陰性なら規定の10日間を待たずに再登録できる措置などが検討されている。負担軽減へは、延長戦を現在の12回から10回打ち切りとする案も協議されており、導入される見込み。開幕が遅れたことで、新戦力獲得期限は7月31日から9月30日へ繰り下げられる見通しとなっている。

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2020年6月9日のニュース