オーナー会議でMLBと選手会の折衷案協議へ

[ 2020年6月9日 02:30 ]

 大リーグ機構(MLB)と選手会が協議中の今季開催案に関して、各球団のオーナーが8日(日本時間9日)に電話会議を開催すると、CBSスポーツが7日(同8日)に報じた。選手会への提案内容の協議とみられ「双方(MLBと選手会)の歩み寄りが必要になる。おそらく70試合制で、出場枠拡大のポストシーズン(PS)は開催されるだろう」と見通しを伝えた。

 ここまでMLBは82試合制、高年俸選手ほど減額される案を提出。選手会は114試合制で年俸は試合数に比例し、当初の約3割減に抑える対案を示した。その後、MLBが114試合制案を却下。50試合案の検討が報じられると、選手会は拒否の姿勢を示し、PSの出場枠拡大を拒む可能性も伝えられた。今季メジャー最高の3600万ドル(約39億6000万円)だったエンゼルスのトラウトとヤンキースのコールの場合、両案では約1975万ドル(約21億7250万円)もの差が出るとされる。

 すでに開幕が8月に延期される観測も出ている。互いの主張は平行線をたどっているだけに、オーナー側の折衷案に注目が集まる。

続きを表示

2020年6月9日のニュース