年俸大幅減など含むMLB案に選手会「114試合開催」対案提示 一部経営陣は今季中止要望も

[ 2020年6月2日 02:30 ]

 大リーグ機構(MLB)が示した今季開催案に対して、選手会が114試合実施などを含む対案を5月31日(日本時間6月1日)、提示した。

 MLB側と選手会は、約80分のオンライン会議を開催。年俸大幅減などを含むMLB案に対し、選手会は6月30日開幕、10月31日までの114試合開催などを主張した。年俸は試合数に比例させると3月下旬に合意したとの立場を変えず、それ以上の削減を拒否。MLB案では年俸総額約40億ドル(約4320億円)から12億ドル(約1296億円)まで抑制されたが、選手会の主張が通れば約28億ドル(約3024億円)と70%を確保できる。また、新型コロナウイルス感染への対応として選手にプレーする、しないの選択権を認めることも盛り込まれた。

 球団側は無観客での大幅減収を改めて主張。スポーツ専門局ESPNは今季の中止を望むオーナーのグループもあると伝えた。6月末~7月上旬に開幕するためにはデッドラインと見込まれる今週中の合意へ、交渉が注目される。

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