阪神・梅野 ファンに届け!無観客開幕でもお立ち台で「明日も勝つばい!」叫びたい

[ 2020年5月5日 05:30 ]

甲子園で打撃練習をする梅野(球団提供)
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 たとえ観客がいなくても、テレビ画面越しに見てくれる子どもたちにメッセージを届けたい。阪神の選手会長である梅野は4日、甲子園球場施設での練習後にオンライン取材に応じ、シーズンが無観客開幕になっても球場でのヒーローインタビューをやりたい思いを強調した。

 「オープン戦も無観客でしている分、お客さんは寂しいと思う。自分たちは、もしその中でやるとなったら、元気づけられるように。ファン向けに何かをやりたい。いろんな案がある中で、勝った時にヒーローインタビューがある。ファンのみなさんが見てくれる中で、そういう発信ができればいいかなと」

 梅野のお立ち台といえば、地元の博多弁での「明日も勝つばい!」。無観客試合でお立ち台が用意されるかは不明でも、すっかり定着した「決めぜりふ」を、お茶の間に向けて発信したい考えだ。それ以外にも「開幕より前にファンと交流できる機会をつくるために、いろんな案を出したいなと思う。今、自分たちができることをやっていけたらなと」と計画中。具体的なプランは他の選手らと相談してからだが、球場に来られないファンを喜ばせるアイデアを模索している。

 5日は「こどもの日」。「おいっ子とか子どもが大好き」と笑顔を見せ「(5月5日は)いい試合が多かった気がする。こどもの日に関して、いいイメージがある」と話した。その上で「今年はなかなかうまくいかないですけど、元気にストレスを抱えずに楽しんでほしい。一緒に乗り越えていけたら、と思います」と少年少女に向け、メッセージを送った。

 自主練習ではフリー打撃もこなし、状態を維持。開幕がさらに遠のく可能性が高まる中でも「今は決められたことしかできない。ケガをしないように(気を)引き締めて、シーズンまでのいい準備ができたら」と、地に足をつけ、調整していく。(山添 晴治)

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2020年5月5日のニュース