楽天ドラ1・小深田 開幕1軍へ猛アピール!初マルチ&初盗塁 守備も高評価

[ 2020年2月20日 05:30 ]

練習試合   楽天12―4ヤクルト ( 2020年2月19日    浦添 )

ヤクルトとの練習試合で、三塁打を放つ楽天・小深田(撮影・村上 大輔)
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 楽天のドラフト1位・小深田(大阪ガス)が、実戦4試合目で初のマルチ安打に初盗塁を決め、開幕1軍に向けたアピールに成功した。ヤクルト戦に「1番・二塁」で先発出場すると、初回の第1打席で、高橋の甘く入った143キロの直球を右翼線へとはじき返し「右翼のポジションニングが中堅寄りだったので、三塁を狙えると思った」。瞬時の好判断で50メートル5秒9の自慢の快足を飛ばし、一気に三塁に到達した。

 4回は再び先頭で一、二塁間への内野安打を放ち、6回には四球を選ぶと「プロ初盗塁」も決めた。二塁と遊撃の両方のポジションで安定した守備を披露。走攻守のアピールを見届けた石井一久GMは「高い対応力がある。結果が出ることで本人の自信にもなると思う」と目を細めた。

 主力組は金武町に残留し、若手中心のメンバーで試合に臨んだ。三木監督は「競争してもらうのが狙いの一つだった」と説明した上で、小深田を「足さばきが内野手っぽくて、足が速いね。結果が出ることは良いこと」と高評価した。

 ここまでの実戦は全4試合で安打を放ち、13打数5安打で、5得点もマーク。犠打もきっちりと決めている。正遊撃手の茂木がコンディション不良で別メニュー調整中とあって「出番が多いので、もっとアピールしたい」と小深田。レギュラー陣を脅かす存在になりそうだ。(重光 晋太郎)

 ▼ドラフト2位・黒川(途中出場で二塁打を含む2安打1打点)結果が出ると自信になる。必死でやれている。この先も1軍に残りたい。

 ▼同3位・津留崎(実戦初登板は4番手で1回無安打無失点)しっかり0点に抑えられたのは収穫。変化球はもっと良くできると思う。

 ▼同6位・滝中(実戦初登板は2番手で2回1安打無失点)試合前は緊張。良くないなりに課題を見つけることができた。

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