シダックス時代の教え子も野村氏訃報に絶句「本当に感謝」

[ 2020年2月12日 05:30 ]

野村克也氏死去

2007年、ベンチで坂田精二郎捕手(右)に指導する野村克也GM兼監督
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 野村氏がシダックス監督を務めていた時代の教え子も、突然の訃報にショックを受けた。日本ハム・武田投手コーチら16人が指導者となっている。

 1月25日にOB会で顔を合わせたばかりとあって、立正大の坂田精二郎監督は「全く問題なくお元気だったのに…」と絶句。「本当に惜しい人を亡くした。準備がどれだけ大事かということを一番教えていただいた。今後使命感を持ってやっていきたい」と話した。中央学院の相馬幸樹監督は「残念です。野村監督のおかげでここまで来られた。本当に感謝しかない。OB全員で教えをつないでいきたい」と悲しみをこらえた。

 ▼シダックス・志太勤最高顧問 いつも会うと、03年の都市対抗決勝で投手交代のタイミングを誤り、優勝を逃したことが心残りだと話される。相当悔しかったのだろう。05年のオフ、楽天からオファーがあった時も「アマチュア野球は楽しい。シダックスの監督を続けたいが最後は志太さんが決めてくれ」と。私は「野村さんはプロの人。どうぞ行ってらっしゃい」と送り出した。送別会で号泣され、こんなに情の深い方なんだ、と。3月ごろに身内でまた食事しようと約束したばかり。本当に残念だ。

 ▼日本ハム・武田投手コーチ(シダックス監督時代の教え子)最初、おまえはプロでは通用しないと言われたが、プロ初勝利が(野村氏が指揮する)楽天戦で恩返しができた。先月末に会った時も相変わらずオーラはあった。

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2020年2月12日のニュース