阪神・青柳 東京五輪の侍「変則枠」取る!「高橋礼がライバルになるんですかね」

[ 2020年2月7日 05:30 ]

ケース打撃に登板した阪神の青柳(撮影・坂田 高浩) 
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 「変則枠」を奪い取る! 阪神の青柳晃洋投手(26)が6日、東京五輪の日本代表メンバー入りへ意欲を燃やした。

 「現役の間に日本で開催されるなんてなかなかない。出てみたい思いは正直あります。その場合、(ソフトバンクの)高橋礼がライバルになるんですかね(笑い)」

 横手と下手の間から投じる「クォータースロー」は希少価値が高い。昨季打率リーグ2位の中日・ビシエドは18打数2安打7三振。ヤクルト(今季からソフトバンク)のバレンティンは対戦を嫌がり、計3打席(無安打2三振)にとどまった。外国人選手に有効であり、登用される可能性がゼロとは言い切れない。

 先のプレミア12では下手投げの高橋礼が活躍しただけに『変則枠』のライバルになりそうだ。「共通点が多いし学べることも多い」。2学年下の右腕とは昨年の球宴で初対面し、変則右腕だからこそ分かりあえる課題やコツを語り合った。その存在が、五輪への思いを強くした要因だ。

 「とは言っても、東京五輪は大きな夢、というイメージです。チームのローテに入れるかどうかも分からない立場なので。まずはこの2、3月で、“青柳なら任せられる”と思われる投球をします」

 夢の舞台への第一歩と言えるのが今キャンプだ。5日のケース打撃で打者6人相手に無安打投球を披露した。そしてこの日、今季の対外試合初登板が11日の日本ハム戦(名護)であることが判明。同世代の有望株から新外国人までライバルひしめく先発枠争いにおいて、頭一つ抜け出すために。まずは『2・11』、スタートダッシュを決めてみせる。(巻木 周平) 

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2020年2月7日のニュース