広島・松山 快音16発!「感触は良くなっている。後は確実性」

[ 2020年2月3日 05:30 ]

ランチ特打で快音を響かせる松山 (撮影・奥 調)
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 広島・松山が2日、宮崎・日南キャンプのランチ特打で快音を連発した。79スイングし柵越えは2度の3連発を含めて実に16本。一発を放つたびに観客から巻き起こる拍手の数は、主砲の鈴木誠や新外国人ピレラを上回った。

 「飛距離、長打力はこだわっている部分なので。感触は良くなっている。後は確実性」

 春先から不振が長引き打率・259、6本塁打に終わった昨季を反省。秋季キャンプに志願参加し、逆方向への打球がスライス回転してファウルにならないよう、バックスピンをかけて飛ばすフォームを追求してきた。

 「オフはずっと振り込んでいた。去年の成績を考えたら、何かを変えないといけない。若い頃と同じぐらいバットを振った」
 朝山打撃コーチは、昨秋キャンプで松山にハッパをかけたことを明かし「“仕上がっているなら5番を任せられる”と伝えた。ランチ特打を見たら振り込んできたことが分かる」と目を細めた。
 4番・鈴木誠の後ろを誰が打つかは昨季からの懸案。松山が目標に掲げる「20~30発」を果たせばV奪回はグッと近づく。34歳。体は切れに切れている。(江尾 卓也)

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2020年2月3日のニュース