槙原氏、佐々木朗は大谷とダブる しなやかな下半身、バランスの良さ

[ 2020年2月3日 08:20 ]

石垣島キャンプ ( 2020年2月2日 )

投内連係に汗を流す佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 【槙原寛己 CHECK!】佐々木朗のキャッチボールで何より目に付いたのが、左足を高く上げて立った時のバランスの良さ。体の線はまだまだ細いが、股関節など下半身が非常に柔らかい。その下半身をしなやかに使い、体重移動をする。イメージがダブったのが日本ハムの大谷翔平だ。ともに高卒で入団し、大谷の1年目の13年の春季キャンプも見た。背が高く、手足が長い2人はボディーバランスの良さが似通っている。

 投内連係でも佐々木朗は長い手足を巧みに操り、素早い足の運びなど運動能力の高さを披露していた。瞬発力があり、全体のプレーの動きが非常に速く、スピード感がある。これも最速163キロの直球を投げるための条件なのか、と驚きとともに納得させられた。

 本人とも話をしたが「ちょっと疲れています」と言っていた。緊張もあるだろうし、それも当然。キャッチボールでもシュート回転しているものもあった。ただ、全ては成長過程。これで下半身を鍛え、プロの体になった時にどれだけのボールを投げるのか。規格外の伸びしろには期待しか感じない。

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2020年2月3日のニュース