阪神新助っ人・ガンケルに矢野監督驚き「初日ですごいなという印象」

[ 2020年2月3日 05:30 ]

宜野座キャンプ ( 2020年2月2日 )

ブルペンでの投球を終え、矢野監督(中央)の前で原口(左)と話すガンケル(撮影・平嶋 理子)                                      
Photo By スポニチ

 未知数である新助っ人が、指揮官の目を釘付けにした。エドワーズ、スアレスとともに初めてブルペン投球した阪神のガンケルが、その仕上がり具合と持ち味の制球力の良さで、矢野監督を驚かせた。

 「仕上がり過ぎていてビックリした。コーナーワークもいいけど、その高さがね。ボールが低いところに収まっている。初日ですごいなという印象」

 ノーワインドアップとセットポジションを交え44球。真っすぐ、シンカー、スライダー、スプリットにツーシームを試投した。受けた原口も「コントロールがいいという印象。変化球の精度も高かった」と率直な感想を口にした。

 ただ、ガンケル自身は試運転の段階であることを強調する。
 「今日が一番良かったわけではなかった。(もっと)制球を上げていけたらと思う。僕は4分割のストライクゾーンで投げ分けている。低めだったり、高めだったりを使い分けて打者のバランスを崩すことを考えている」

 メジャー経験はないが、マイナー通算172試合に登板して45勝。3Aでプレーした4シーズンでの通算与四球率は1・19で、数字にうそがないことを証明した。ジャパニーズドリームをつかみにきた、この男も「本物」かもしれない。(山本 浩之)

続きを表示

2020年2月3日のニュース