阪神・木浪 23試合ぶり先発で先制生還「準備して臨めた」

[ 2019年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―2巨人 ( 2019年8月16日    東京D )

初回1死満塁、ソラーテの中犠飛で木浪が頭から生還(撮影・篠原岳夫)
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 つかんだチャンスはもう手放さない。阪神・木浪が今季初の2番起用に応えた。練習試合やオープン戦を含めても起用されたことのない打順で持ち味を発揮したのは初回だ。1死から桜井の直球を仕留め、右前打で出塁。福留の右前打で三進し、ソラーテの中犠飛で先制のホームを踏んだ。

 「少ないチャンスでしっかり準備して臨めていた。(2番は)いろんな状況がある。それに慣れないと、使ってもらえないので」

 14日の中日戦で5回に代打出場。自身の右前打を皮切りに6連打で逆転し、6回には右翼へ一発も放った。この活躍が認められ、この日のスタメンを勝ち得た。7月20日のヤクルト戦以来、23試合ぶりの先発に燃えた。

 「出る機会が少ない中、試合に出る喜びと悔しさはいろいろあると思う。レギュラーをしっかり獲るまでは続くと思う。成長していってくれたら」とは矢野監督。出場機会に飢えた男が近本とともに、チームを再浮上へ導きたい。(吉仲 博幸)

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2019年8月17日のニュース