楽天ルーキー左腕・弓削 圧巻のプロ入り初勝利&完封「自分のスタイルに持って行けた」

[ 2019年7月30日 21:55 ]

パ・リーグ   楽天2-0日本ハム ( 2019年7月30日    札幌D )

プロ初勝利を完封で飾った弓削(右)はウイニングボールを手に平石監督と握手を交わす(撮影・高橋 茂夫)
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 楽天のドラフト4位ルーキー・弓削が2試合目の先発マウンドでプロ初勝利。しかも2安打完封の離れ業をやってのけた。

 プロ初登板は4月4日の日本ハム戦。勝ち投手の権利を目前にしながら、4回1/3で降板となった。弓削は「初登板の時にくやしい結果となってしまったので、今回その借りを返したということでよかったと思います」と、同じ日本ハム相手にリベンジを果たしたことで、はにかんで見せた。

 3回以降はノーヒットピッチング。6回以降は走者を出すこともなく、尻上がりに調子を上げていった。試合を振り返って弓削は「前回は4回1/3というところで終わってしまったので…意識をしてしまってランナーを出すっていう場面もあったんですけど、そのあとは落ち着いて投げられたので、そういうところがよかったかなと思います」と、前回マウンドの二の舞はしないとばかりに、しっかり気持ちを切り替えた。

 バッテリーを組んだのは、同じルーキーの太田。「よくファームでも組んで投げていたので、スゴい落ち着いて投げられたので…太田もしっかりリードしてくれたので感謝してます」と、気心の知れた女房役の存在も大きかったようだ。

 「最初は緊張した」という弓削だが、「だんだん打たせるピッチング、自分のスタイルに持って行けたので、そこら辺から落ち着いて投げられました」と、ルーキーらしからぬ堂々の投球。なかなか全容がそろわず苦戦の続く楽天投手陣に、貴重な左腕のピースが加わった。

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2019年7月30日のニュース