【兵庫】明石商、逆転連覇!9回土壇場でひっくり返す 中森1失点完投

[ 2019年7月30日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 兵庫大会決勝   明石商4―1神戸国際大付 ( 2019年7月29日    ほっともっと神戸 )

<神戸国際大付・明石商>最後の打者を打ち取り、ガッツポーズをみせる中森(撮影・亀井 直樹)
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 ウイニングボールは自ら手にした。9回裏。4―1の2死満塁で明石商(兵庫)・中森の127球目は目の前へ返ってきた。「思い切りよく、跳びはねちゃいましたね」。小飛球を捕球した瞬間にガッツポーズ。2年生エースが最後まで踏ん張った。

 中3日と、万全を期しての決勝先発。2、3回には自己最速149キロを計測したが、狭間善徳監督が「少し浮いていた」と分析した6回に先制を許した。それでも最少失点で踏ん張り、9回に一挙4得点の逆転劇を呼んだ。勝ち越しスクイズを決めた重宮主将は「バントは得意だったけど、決められて良かった」と喜んだ。

 「点を取られた後、切り替えて抑えることができた。先輩たちにも“追い付いたるから”と声を掛けていただいた」と中森。センバツ4強で注目を浴びた後、さらなる進化を求めてトレーニングを積み重ねてきた。「甲子園でも気持ちを高ぶらせ、頭は冷静でいきたい」。エースの帰りを甲子園も待っている。 (鈴木 光)

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2019年7月30日のニュース