【宮崎】富島が初V　4番黒木剛一発含む4安打2打点、松浦主将は2ラン

第101回全国高校野球選手権　宮崎大会決勝   富島4―0小林西 （ 2019年7月29日    KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎 ）

＜富島・小林西＞甲子園出場を決め喜ぶ富島ナイン
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　富島ナインが初めての夏の甲子園行きを決めた。呼び込んだのは4番と主将のバットだ。4番・黒木剛は初回に中前へ先制打、3回には右越えソロ本塁打を放った。4安打2打点に「しっかり振れた。ホームランは通算2本目」と笑顔。2点リードの4回2死二塁では主将・松浦が右越え2ラン。「芯ではなかったけど、伸びてくれてよかった」。今大会では17打数11安打と大暴れ。チームは全5試合中、準決勝以外の4試合で2桁安打をマークした。

　この夏は合言葉があった。「泉を甲子園に連れて行く」だ。春の県大会では背番号20でベンチ入りした控え捕手で、試合前には一発ギャグを繰り出して雰囲気を盛り上げる元気印。ただ、5月下旬に左足を疲労骨折し、3年生で唯一ベンチ外になった。選手は練習用の帽子に「泉耕成を甲子園に連れて行く」と記して結束。スタンドで声をからした泉は試合後、浜田登監督にメダルを掛けられ「感謝の気持ちしかないです」と感激の面持ちだった。（杉浦　友樹）