劇弾2発バティ、誠也のお株奪う「サイコーで~す」2回で喜び爆発 広島49日ぶり2連勝で同率3位!

[ 2019年7月20日 22:00 ]

セ・リーグ   広島4―2巨人 ( 2019年7月20日    マツダ )

<広・巨>ヒーローインタビューでフェリシアーノ通訳(中央)とポーズをとるバティスタ (撮影・奥 調)
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 広島が連夜の劇的アーチで首位・巨人を連続撃破。2日連続で自力V消滅を回避するとともに6月1日以来49日ぶりとなる2連勝を飾り、6カードぶりの勝ち越しを決めた。

 劣勢を吹き飛ばしたのは3番・バティスタのひと振りならぬふた振りだった。0―2で迎えた6回、それまでチームが散発2安打に抑えられていた巨人先発左腕・今村から左中間スタンドへ起死回生の同点20号2ラン。2―2で迎えた8回には3番手右腕・デラロサから2打席連発となる逆転の21号2ランを今度は右翼スタンドへ叩き込んで試合を決めた。

 5点差を徐々に詰めて会沢の2ランで8回に試合をひっくり返した前夜に続き、あまりに劇的な首位・巨人相手の勝利。文句なしのヒーローとなったバティスタはお立ち台で「アリガトウゴザイマス!」と自ら日本語でコメントすると、興奮を抑え切れないフェリシアーノ通訳が「本当にうれしい。きのう逆転できた。すごい良かった。で、きょうまた…え~…うれしい!良かったです!」と続けてスタンドを盛り上げるのを横目に見ながら満足そうに笑った。

 「1打席目と2打席目あまり良くなかったけど、その打席は集中した。いいボールをずっと待ってた」とバティスタ。「手応えは?」「バッティングの調子は?」というインタビュアーからの2つの質問にはフェリシアーノ通訳が訳す前に主砲・鈴木誠也のお株を奪う「サイコーで~す!」を日本語で2度叫んでさらにスタンドのボルテージを上げる最高のエンターテイナーぶりだった。

 そして、ヒーローインタビューを終えるとフェリシアーノ通訳を真ん中にマスコット「スラィリー」もまじえた3ショットでポーズを決めたヒーロー。試合後には中日がDeNAに敗れ、中日と同率3位に並んだ。王者の意地に懸けてセ・リーグの灯はまだ消さない。

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