三菱重工神戸・高砂、逆転勝ち 日本ハム中田と同期 那賀が人生初の連発

[ 2019年7月20日 05:30 ]

第90回都市対抗野球大会第7日   三菱重工神戸・高砂9―4JR四国 ( 2019年7月19日    東京D )

7回2死満塁、左越え本塁打の三菱重工神戸・高砂の那賀(右)はナインとハイタッチ (撮影・西川祐介)
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 三菱重工神戸・高砂の那賀が放った打球は、左翼席に吸い込まれた。6回の逆転2ランに続き7回2死満塁ではグランドスラム。「2打席連発なんて人生初めて。今まで“守安”重工と呼ばれていたけど打線で勝てて良かった」。昨年準優勝を支えたエース・守安は5回3失点で降板。「守安頼み」の状況をツイッターで冷やかされていたが、近畿予選は右太腿裏肉離れに悩まされた29歳が、大阪桐蔭2年秋以来となる満塁弾で勝負を決めた。

 昨季からコーチ兼任。指導した高卒4年目の根来が3安打したこともうれしかった。「世代交代しないといけないし」。高校では日本ハム・中田と同期。07年春のセンバツは4番・中田、7番・那賀、8番・浅村(現楽天)で臨んだ。21日の3回戦は16年大会で敗れた日立製作所(日立市)と激突。「その借りを返したい。そして去年の悔しさも晴らしたい」。那賀は頂点だけを見つめている。

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