興南・宮城MAX149キロ開幕 ドラ1候補左腕 ベール脱ぐ1回零封

[ 2019年7月2日 05:30 ]

沖縄大会1回戦   興南8―0宮古総合実 ( 2019年7月1日    沖縄セルラー )

 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)は1日、沖縄など2大会11試合が行われた。沖縄大会では興南が宮古総合実にコールド勝ち。2日連続の雨天中止から約1週間遅れの初戦でドラフト1位候補左腕・宮城大弥投手(3年)は3番手で登板し、1回無失点に抑えた。また奈良の組み合わせが決まった。2日は沖縄大会で8試合が行われる。

 宮城大の夏が幕を開けた。8点リードの7回に3番手で登板し、打者3人から2三振を奪い1回無失点で自己最速タイ149キロを計測。チームも7回コールドで宮古総合実に圧勝発進し「まずはテンポ良く投げることを意識して、リズムよく投げられてよかった」。

 本来、初戦は6月22日の予定だったが雨天のため中止。順延された翌23日も2日連続中止となり、約1週間遅れの開幕となった。しかし、百戦錬磨の左腕は動じない。調整も難なく対応し「3番・中堅」でスタメン出場すると初回に左前打を放つなど1安打2四球。そのままマウンドへ上がると、3人を12球で抑え「本当はもっと投げたかった」とタフネスぶりを見せた。

 侍ジャパンU18代表1次候補で、今秋のドラフト1位候補の逸材とあって中日・松永幸男編成部長、ロッテ・永野吉成チーフスカウトら複数球団が視察に訪れた。

 左腕にとって3年連続の甲子園出場をかけた最後の夏。「1年から悔いの残る試合が多かったので悔いのないように。対策もされてくると思うけどしっかり超えていきたい。ゲームでもミスを少なくして優勝したい」と力を込めた。

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2019年7月2日のニュース