ロッテ“柿の種コンビ”で連敗止めた!種市7回1失点 柿沼好リード

[ 2019年6月14日 05:30 ]

交流戦   ロッテ3―1DeNA ( 2019年6月13日    ZOZOマリン )

7回1失点と好投の種市(撮影・沢田 明徳)
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 最大のピンチで「柿の種」がかみ合う。2点差の6回2死満塁だ。ロッテ・種市は5回に一発を浴びたDeNA・ソトを迎えた。初バッテリーの柿沼が出したサインは2球連続スライダー。相手に想定外の球で追い込み、最後は宝刀のフォークで空振り三振。7回5安打1失点。チームの連敗を3で止めた。

 「自分はストレートとフォークの投手。相手の頭にない球を使えた。(ソトには)本塁打を打たれていたので三振を狙いました」

 くしくもピーナツ日本一の産地である本拠地・千葉でのお立ち台で種市は納得顔だ。

 プロ入り最多123球のうち直球73球に対し、変化球は50球と比率は59%と41%。「種市は直球、フォークと思われるけど、スライダーもいい。消さなかった」と柿沼。右大腿二頭筋肉離れで離脱した吉田の代役で1軍初コンビだが、2軍では何度も組んできた間柄。スライダーを増やし、的を絞らせない配球が偶然、柿の種とピーナツを配合したおつまみ「柿ピー」の黄金比率とほぼ同じ6:4だった。

 DeNA・阪口は昨年のU23W杯でチームメート。11日には「U23のエースはどっちか決めよう」と20歳の右腕は強気に宣戦布告し、この日、日本を代表する4番・筒香に対し、3打席連続空振り三振を奪った。チームトップタイ4勝目に井口監督は「力強い投球だった。種市はエースになって行く存在」とべた褒めだ。

 「柿沼さんはよく、話しかけてくれます。仲もいい」と種市。低迷していたチームに名コンビが誕生した。 (福浦 健太郎)

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2019年6月14日のニュース