プロ注目の菰野・岡林“アニキ魂”で2打数1安打 プロ5球団のスカウトの前で見せた!

[ 2019年4月14日 19:40 ]

第66回春季東海地区高校野球三重県大会   菰野10―2伊賀白鳳 ( 2019年4月14日 )

菰野・岡林勇希投手
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 プロ注目の菰野・岡林勇希投手(3年)が14日、春の公式戦初戦に臨み、4回を4安打2失点。打席では金本知憲氏(スポニチ本紙評論家)のヒッティングマーチをこの日から使用し、中前への安打を好走塁で二塁打にするなど2打数1安打。“アニキ魂”をプロ5球団のスカウトの前で見せた。

 「ライトに強いホームランを打てるのがすごいと思う」と応援の部員に自らリクエストし、打席の中で集中力を高めた。金本氏が死球を受け左手首を骨折した翌日、04年7月30日の巨人戦(甲子園)で右手一本で打った安打を映像で何度も見た。スライダー、カーブ、チェンジアップを操り、最速150キロを誇る右腕だが、打撃や守備、走塁のセンスも抜群。野球人として、金本氏に憧れている。

 12月に血豆をつくり、2月までブルペンでの投球練習ができなかった。指は完治していないが、この日は自己最速にあと1キロとなる149キロを記録。「研究されるかもしれないので」と次戦以降を見据え、ほぼ直球とスライダーだけで勝負した。考えてプレーすることが身についている。

 冬場は片足でケンケンするトレーニングをするなど下半身に負荷をかけ、朝食での米の量を増やすなど体重もアップ。「挑戦者のつもりでやりたい」。春、夏と1敗もするつもりはない。

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2019年4月14日のニュース