木田画伯 32年前から縁あるアリゾナ 同期の緒方コーチは昔から変わらない

[ 2019年2月10日 18:36 ]

木田画伯が描いた現役時代の緒方コーチのイラスト
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 日本ハムの木田優夫投手チーフコーチ(50)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、巨人で同期入団だった日本ハム・緒方耕一守備チーフ兼内野守備・走塁コーチ(50)との米アリゾナでの思い出についてです。30年以上の時を経ても変わらないもの、変わったものとは――。思い出の地で再びユニホームを身にまとい、決意を新たにしました。

 アリゾナキャンプも第2クールが終了して、休み明けの9日(日本時間10日)からはいよいよ実戦に入ります。ここまで雨が降った日もありましたが、練習には大きな影響がなくスケジュール的には順調に消化してこられました。投手陣も大きなケガはなく調整を進めてくれています。

 ところで、アリゾナでユニホームを着て練習をするのは2005年のマリナーズに在籍していた時以来ですが、僕が初めてアリゾナに来たのは1987年の秋の教育リーグに参加したときでした。当時は巨人の2軍がチームごとアリゾナに来て約1カ月間試合をしていたのですが、そこには同期入団の緒方コーチもいました。その頃のイースタン・リーグはまだ試合数が少ない時代で、週に3〜4試合程度しかなかったので、アリゾナに来て毎日試合ができることやアリゾナの晴れ渡った空の下で野球ができることの楽しさを感じていました。さらに今以上に遠い存在だったメジャーリーグのドジャースのコーチ陣に指導を受ける機会もあり、本当に貴重な経験でした。

 僕も緒方コーチもアリゾナで多くのことを学びました。それを同じアリゾナで若い選手に伝えられるように残りのアリゾナキャンプも頑張りたいと思います。

 そういえば、昨年末に緒方家が大掃除をした時に昔2人でアリゾナで撮った写真が出てきて僕に送ってくれました。黒々とした髪が今や2人そろって白くなってきているのは一緒ですが、体形は僕だけが変わってしまっていて、その写真を見た僕の知り合いに「木田さんって痩せたらこうなるんですか?もっと頑張りましょうよ」と言われる始末でした。この懐かしい地で少しでも体形を戻せるよう、選手に負けないくらい僕も調整します。(日本ハム投手チーフコーチ)

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2019年2月10日のニュース