DeNA 大貫 新球種習得「意外によかった」

[ 2019年2月10日 05:30 ]

DeNA・春季キャンプ ( 2019年2月9日 )

ブルペンで投球練習する大貫(撮影・島崎忠彦)
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 プロで勝負するために、最大の武器をバージョンアップさせる。DeNAのドラフト3位右腕・大貫(新日鉄住金鹿島)が、2種類のツーシームで先発ローテーション争いに殴り込む。

 「大事な球」というツーシームは、社会人時代も投球の20%の割合を占めた。「3ボールからカウントを取ったり、併殺を狙うときに使う球。変化が違えば幅も広がる」。これまでは右打者の足元に落ちていく軌道を描いてきたが、プロ1年目のキャンプで真横にスライドする新たなツーシームにも取り組む。

 「人さし指と中指の幅を狭めて投げたら意外によかった」。今までは指をVの字に広げていたが、そろえることで新たな軌道が生まれ、バットの芯を微妙に外すことも可能となる。ブルペンで球を受けた伊藤光からも「悪くない」と及第点をもらった。三浦投手コーチには握ったときの縫い目の向きの指導も受けたという。最速148キロを誇る即戦力の25歳。「右打者の内角を攻める球種にできれば」と、2つのツーシームで強気な投球に磨きをかけている。

 (君島 圭介)

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2019年2月10日のニュース