阪神 中谷 侍J強化試合のメンバー候補にリストアップ 10日に稲葉監督がキャンプ視察

[ 2019年2月10日 05:30 ]

笑顔でダッシュをする中谷(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の中谷将大外野手(26)が3月9、10日に開催される侍ジャパンの強化試合・メキシコ戦(京セラドーム大阪)の日本代表メンバー候補にリストアップされていることが9日、分かった。今回は若手中心のメンバー構成となる見込みで、関係者も「(正式決定は今月)中旬ですのでね。ただ当然、そう(中谷も候補の一人に)なります」と認めた。

 中谷は飛躍が期待された昨季は77試合出場にとどまり、5本塁打、26打点、打率・230に終わった。ただ、チーム内でトップクラスの外野守備力と走力を誇る。また、17年には自己最多133試合に出場して20本塁打を記録。堅実な走守に、一発を打てる選手は接戦が予想される国際試合においては、起用する側にとっても魅力的な人材といえる。

 今春キャンプでも順調に過ごしている。チーム初実戦となった7日の紅白戦では紅組の4番として出場し2回2死一、三塁からチーム1号となる3ランを放った。直前の第1打席では右前打も記録。試合後には、矢野監督からも「(練習で)センターから逆方向に打つというのを間違いなく意識している。そういうところであっち(右方向)に(安打も)打って、ツボに入って本塁打。凡打の内容もすごくしっかりしている」と、昨季までとはひと味違う、成長の跡を認められていた。

 きょう10日には侍ジャパンの稲葉監督が宜野座キャンプを視察予定。侍の「将」が見守る前で初の代表入りに向けたラストアピールとなる。正式なメンバー発表は今月中旬を予定するが、稲葉監督が代表入りを示唆する可能性もあるだけに発言が注目される。

 また、昨年3月に初めて侍入りした大山の代表復帰は濃厚。7日の紅白戦では白組の4番として2安打1打点と中谷に対抗した。猛虎の4番候補がそろって日の丸を背負う可能性が出てきた。

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2019年2月10日のニュース