マー君、仕上がりに自信　今年こそＷシリーズ制覇「そこに挑んでいきたい」

マウンドで投げ込むヤンキース・田中将大（撮影・西尾　大助）
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　ヤンキース・田中将大投手（３０）が２５日、古巣である楽天の本拠地・楽天生命パーク宮城の室内練習場で自主トレを公開した。

　自主トレ仲間である楽天の則本昂、辛島、松井、藤平とともに、ノックやキャッチボールを行い、ブルペンへ。今年３度目となるブルペン投球で、座った捕手相手に４２球投げ込んだ。直球、ツーシーム、カーブ、スライダー、カットボール、スプリットと全球種を交えた。

　「ワールドシリーズ制覇を、まだ達成できていない。また強い気持ちを持って、そこに挑んでいきたいなと思います」

　メジャー６年目へ向け、唯一無二の大目標を口にした。昨季は２７試合に登板し、１２勝６敗、防御率３・７５。チームは大台の１００勝を挙げたが、１０８勝のレッドソックスには届かずア・リーグ東地区２位。ポストシーズンではアスレチックスとのワイルドカードゲームは突破したが、地区シリーズで宿敵レッドソックスに１勝３敗で敗れた。田中はチームが唯一勝った第２戦に先発し、５回３安打１失点で勝利投手となった。

　「この時期にしては十分投げられているんじゃないか。順調にきていると思います」と仕上がりには自信を示す。田中らバッテリー組は２月１４日にフロリダ州タンパでキャンプイン。３月２８日の本拠でのオリオールズ戦で開幕する。６月２９、３０日には大リーグ公式戦欧州初開催となるロンドンでのレッドソックス２連戦が予定されている。