広島ドラ1小園 “報徳レジェンドOB”基満男氏の1734安打超え誓う

[ 2018年12月24日 05:30 ]

激励会を前に報徳学園と広島のユニホームを並べて記念撮影の小園(撮影・大森 寛明)
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 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18=報徳学園)が23日、兵庫県神戸市内の中華料理店で報徳学園硬式野球部OB主催の入団激励会に参加。計123人の激励を受け、“レジェンドOB超え”を新たな目標に掲げた。

 同校出身のプロ野球選手で通算最多安打は、基(もとい)満男氏が記録した1734本。1967年から西鉄、大洋で活躍し、プロ18年間で歴代83位の通算安打を記録した名選手を報道陣から知らされると、「その記録を超えたいです。僕はそういう(安打を積み重ねる)タイプだと思っているので、その数字にはこだわっていきたい。頑張ります!」と声を弾ませた。

 偉大なOBの記録は“報徳魂”で挑む。同校は1961年、夏の甲子園大会1回戦、倉敷工戦で延長11回表に6点を取られながら、劇的なサヨナラ勝利を収めたことから「逆転の報徳」の異名を持つ。偶然にも広島も、逆転勝利は今季リーグ最多41度の「逆転のカープ」とあって、「報徳の粘りという今までやってきたことを忘れずに、また新たな気持ちでやっていきたい」とうなずいた。さらに、同校野球部は文武両道がモットー。「普段の生活をしっかりやることで野球に繋がる。人間性を成長することができた」と、プロでも“まじめさ”を貫く。

 来年1月初旬の入寮も間近に迫り、現在は球団から送られたウエート方法などを実践している。「努力が大事になってくると思う。期待に応えたいです」。夢広がるプロの世界の入り口を前に、原点を再確認した。

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2018年12月24日のニュース